DocuSign Agreement Cloudと新製品の発表

ドキュサインはこの度、DocuSign Agreement Cloudを発表しました。これは企業組織のあらゆる同意契約事項のデジタル化を促進するための一連のクラウドサービスです。ここではその概要と新製品含むその中身についてご紹介します。
ドキュサインは15年以上にわたり、組織のビジネスのシンプル化とスピードアップを支援してきました。私たちはまず、電子署名のカテゴリを定義してリードすることから始めました。現在、ドキュサインの電子署名(製品名:DocuSign eSignature)は世界第1位の電子署名製品であり、180カ国以上に477,000人以上の顧客と何億人ものユーザーがいます。最近では、世界の合意形成のシステム(Systems of Agreement)、つまり組織が合意事項を作成、署名、行動、管理する方法を近代化するのを助けるという私たちのビジョンが広がりました。
そしてドキュサインは、DocuSign Agreement Cloud™を発表しました。これは、合意プロセス全体を網羅する、10以上のアプリケーションで350以上のシステム連携が可能な一連の製品群です。 DocuSign Agreement Cloudを使用すると、あらゆる業界、世界中のあらゆる規模の組織が、リスクを減らし、コストを削減し、顧客、パートナー、および従業員にとってより良いエクスペリエンスで、より迅速にビジネスを行うことができます。詳しくはこちらのビデオをご覧ください。
同時に最新のリリースで、既存のDocuSign Agreement Cloudのラインナップに加え、それらを補完増強するための新製品も満を持して発表させていただきます。このリリースには、既存の製品に対するいくつかのお客様から要望された機能の強化も含まれています。以下日本語UIの対応がまだなものや日本での利用の準備のできていないものも含まれますが、ご紹介させていただきます。
準備
ここ数年、契約文書などの自動生成ソリューションの需要が高まっています。それに応えるために、SalesforceネイティブのLightning対応アプリであるDocuSign Gen for Salesforceを発売します。これにより、Salesforceから数回クリックするだけで、販売担当者が洗練され、かつカスタマイズ可能な契約書を自動的に生成できます。営業担当は、Salesforceからのデータをシームレスに結合したり、ビジネスルールに基づいてコンテンツを含めたり除外したり、編集可能なMicrosoft Wordファイルを生成して、営業担当、法的レビュー担当者、顧客がよく知っているツールで編集できるようになります。 Gen、電子署名、およびSalesforceの統合により、契約プロセスの自動化がこれまでになく簡単になりました。時間を節約し、営業担当の生産性を高め、完璧に仕上げた契約書を生成することができます。
署名・捺印
ドキュサインはご存知のように、署名・捺印が必要な文書を電子契約に置き換えるサービスを提供しています。今回、それ以外の新しいタイプの契約をDocuSignがサポート出来るようになりました。「Clickwrap」は、一般にWebサイトの契約条件やプライバシーポリシーなど、さまざまな標準的な契約条件に対する顧客の同意を得るための仕組みです。このような契約は「クリックラップ」として知られていますが、これまでのこのようなクリックラップを自社Webサイトに実装するにはコストがかかり、法的リスクが発生しうる場合がありました。 今回発表したDocuSign Clickは、Webサイトやモバイルアプリに埋め込まれたチェックボックスまたはボタンをワンクリックでクリックすることで、顧客の受け入れを獲得できる、新しいクリックラップ契約を実現する製品です。Clickを使用すると、ESIGN法、eIDAS、およびその他の法的基準に準拠していないリスクを軽減しながら、クリックラップ契約を1か所で安全に保存、検索、および管理できます。
クレジットカードを申請したり銀行口座を開設したことがある場合は、本人確認作業が非常に面倒だったことがあるかもしれません。しかし、より多くの取引がオンラインに移行するにつれて、企業はこの本人認証作業自体もデジタル化したいと考えています。 そこでDocuSign ID Verificationの登場です。署名、政府発行のID、またはヨーロッパのeIDを任意のデバイスで自動的に検証し、迅速で簡単かつ安全に契約の完了を実現します。 このID Verificaitonは、新しい識別プラットフォーム、つまり本人認証方法を契約に結び付けるためのオープンAPIフレームワーク上に構築されているため、お客様はいくつかのパッケージ化されたID認証方法から選択したり、カスタムソリューションを作成できます。
実行
DocuSign Paymentsは、発売以来2年間で、顧客がレンタルデポジットや寄付などの1回限りの支払いで1億ドル以上を処理するのをサポートしてきました。しかし、定期的な支払いまたは特定の将来の支払いを回収する必要がある場合はどうでしょう。最新の機能強化であるSaved Payment Methodsがそれを実現します。顧客は今後の請求のために署名者の支払方法を支払いゲートウェイに保存し、定期的な支払いと将来の一時的な支払いを可能にすることができます。
管理
多くの組織は、さまざまなシステムやサーバーにまたがって署名された契約を結ぶことになります。いくつかの合意文書はドキュサインにあるでしょう。他のレガシ契約はいくつかの異なる場所にあるかもしれません。すべての契約を検索する必要があるときはいつでも、時間と手作業でコストがかかります。 Seal Softwareを使用したTotal Searchを使用すると、ドキュサインの内外を問わず、組織内のすべての契約をすばやく簡単に検索、フィルタリング、および検索できます。
今後のリリースを楽しみにしていてください。そしてDocuSign Agreement Cloudに加わる私たちの最新の機能についての詳細はリリースノートをご参照ください。また、電子署名、電子契約などのプロセスのデジタル化の詳細を詳しく知りたい場合は、こちらの営業担当者までお問い合わせください。
DocuSign Agreement Cloudは従来より存在する契約などの合意形成プロセスのデジタル化を加速される一連の製品サービス群です。ここではその全体と新製品についてご紹介しました。まだドキュサインの世界に触れていない方もまずは電子署名による電子契約の無料トライアルからスタートして、ぜひAgreement Cloudによるメリットを享受してください。
本ブログは、以下原文を元に加筆修正しています。