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経営陣のためのインサイト

「法務部長ではなく、経営者を目指せ」 積水化学工業が挑む、AI時代の法務DXと組織変革

2030年までに売上高を2兆円へ倍増させる長期ビジョン「Vision 2030」を掲げる積水化学工業。実現に向けて、同社の法務部門も大きな変革へと舵を切っています。変革の軸に据えるのは、法務をビジネスの「関所」から、現場の業務の自走を支えるいわば「ガードレール」へと変貌させる「UX法務」というコンセプトです。AIが定型業務を担う未来を見据えて、従来の「守りの専門職」から「経営の担い手」へと昇華させる同社の攻めの組織改革について、法務部長の福冨 直子 氏に話を伺いました。

Author Yuki Okatake
Yuki Okatake

ペーパーレスの「死角」 なぜ、電子化しても「契約書の捜索」は終わらないのか?

突然ですが、自社のCEOからこんな急な質問をされたら、あなたはどう答えますか?

「原材料費が高騰している。旧価格のままの契約先に値上げ交渉をしたいから、対象となる企業を全部リストアップしてくれないか?」

「かしこまりました、すぐに出します」と即答できるでしょうか。 それとも、「契約書と覚書だけでも数千ファイルある……一社ずつ確認すると最低でも1ヶ月はかかる……」と頭を抱えてしまうでしょうか。

紙のハンコを廃止し、契約書をPDF化したことで、多くの企業は「DXが完了した」と考えています。しかし、現実のオフィスでは、どのフォルダに最新版が入っているのか分からず、PDFを開いては閉じるという「終わらない捜索作業」が続いています。

本記事では、多くの企業が見落としているペーパーレス化の「死角」と、埋もれた契約データを経営直結のインテリジェンスへと変えるDocusignの新しいアプローチを解説します。


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