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累計1,490億枚の紙を削減 ── Docusignのサステナビリティと信頼への取り組み

Author ドキュサイン
ドキュサイン

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世界180か国以上、約190万社を超える企業・組織で利用され、1日あたり数百万件の契約を処理する電子契約の基盤は、環境や社会にどのような影響を与えているのか。Docusignが公開した年次報告書「Impact Report FY26」は、その答えを具体的な数字で示しています。

本記事では、報告書のハイライトを4つのテーマに分けてご紹介します。

環境・サステナビリティ ── 数字で見る電子契約の環境効果

累計1,490億枚の紙を削減

Docusignの利用を通じて節約された紙の量は年々増加しています。

年度

削減された紙の枚数

FY22

176億枚

FY23

185億枚

FY24

201億枚

FY25

271億枚

FY26

287億枚

累計

1,490億枚

累計1,490億枚。これは約1,600万本の樹木に相当します。

この効果はDocusign単独で生まれたものではなく、電子契約を選択した世界中の企業や組織の判断の積み重ねです。日本でも、自然保護活動を行うWWFジャパンが業務のペーパーレス化を進めているほか、エネルギー企業の高田屋はSDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」の実践としてDocusignによる紙削減と森林保護に取り組んでいます。

1件の契約あたりの環境負荷

Docusignで処理される1件の契約(エンベロープ)あたりのCO2排出量は0.0000656 tCO2eです。紙の印刷・郵送・保管を伴う従来の契約業務と比較して、圧倒的に低い環境負荷で契約を完結できます。

クラウド基盤の排出量:前年比94%削減

ITインフラにおける脱炭素も大きく進展しました。

項目

FY25

FY26

削減率

クラウド排出量

58,158 tCO2e

3,246 tCO2e

94%減

データセンター排出量

6,928 tCO2e

6,084 tCO2e

12%減

クラウド排出量の大幅な削減は、Microsoft Azureへの移行とAI処理効率の改善(汎用的な大規模言語モデル比で処理コストを50分の1に削減)によるものです。

スコープ別排出量

FY26の市場ベースの排出量は以下のとおりです。

スコープ

排出量(tCO2e)

スコープ1

358

スコープ2

3

スコープ3

59,142

スコープ1・2排出量に関するSBT(科学的根拠に基づく目標、2050年設定)を前倒しで達成しています。また、サプライヤーと連携して排出量の算定手法を改善した結果、排出量インベントリが56%減少しました。

再生可能エネルギーとサプライチェーン

  • FY26の再生可能エネルギー使用量:23,945 MWh(100%再エネを継続)

  • 新規サプライヤーの43%に環境基準スクリーニングを実施

  • 合計932社のサプライヤーに環境影響評価を実施


AIの活用と責任 ── 便利さの裏側にある設計思想

AIの進化は業務効率化の大きな機会ですが、同時に「データをどう扱うか」「判断の透明性をどう確保するか」という責任が伴います。

Docusignは契約の作成・締結・管理においてAIを活用し、業務効率化や新たな知見の獲得を支援しています。その際、以下の原則を設計の根幹に据えています。

  • 顧客データの保護を最優先:透明性の確保と企業が求める水準のセキュリティを前提としたAI導入

  • 処理効率の追求:独自基盤により汎用大規模言語モデル比で処理コストを50分の1に削減。これはコスト効率とセキュリティの両面で顧客に利益をもたらす設計

  • 精度の向上:顧客が同意した契約データのみを活用し、公開データで訓練されたモデルと比較して精度・再現率を最大15ポイント向上

CEOのAllan Thygesen(アラン・ティゲセン)は報告書の中で次のように述べています。

「信頼とは単なる機能ではなく、製品開発やパートナーシップ、事業運営の根幹を成す原則です。」


信頼とセキュリティ ── 「最も安全だから選ばれる」を支える仕組み

Docusignは、Newsweek誌「最も信頼される企業(Most Trustworthy)」ランキングにおいて、ソフトウェア・通信部門のリーダー企業に選出されました。Fortune 500企業の95%に採用されている背景には、以下のような体制があります。

稼働率とグローバル認証

  • サービス可用性:99.9%以上

  • 取得認証:SOC 1/2 Type 2、ISO 27001:2022、FedRAMP Moderate、GovRAMPほか多数

全社的なセキュリティ文化

  • 全従業員・スタッフの99.8%が信頼・セキュリティに関するコンプライアンス研修を修了

  • 匿名で報告可能な24時間365日対応の多言語ホットライン「Integrity Line」を設置

  • 日常的な倫理判断を支援する「Everyday Integrity Coaches」プログラムを試験導入

利用者保護の強化

オンライン詐欺やなりすましから利用者を守るため、生体検知やID検証を組み込んだ不正検証機能を新たに提供しています。


地域社会への貢献 ── 技術と人の力を社会に還元

Agreements for Good

2025年、Docusign Foundationは社会貢献の新たな枠組み「Agreements for Good」を立ち上げました。デジタル社会における信頼の構築、サステナビリティ、働き方の未来に関する課題解決に取り組むパートナーシップへの支援を行うプログラムです。

FY26の活動実績

指標

実績

地域貢献活動への参加率

従業員の61%

ボランティア時間

18,500時間以上

寄付総額

320万ドル

支援団体数

3,500以上

累計では、従業員の寄付と会社のマッチングにより2,500万ドル以上を動員。14万時間を超えるボランティアを実施し、10,700以上の団体を支援しています。

世界各地の活動事例

  • パリ:「Article 1」を通じて年間30名の学生をメンタリングし、若者のキャリア障壁の克服を支援。「Change Mak Her」を通じたテクノロジー教育も展開

  • ケニア:年次イベント「Momentum 2026」でナイロビ大学に1,200本以上・50種以上の在来種を植樹する「Msitu Classroom」プロジェクトを実施

  • ニューヨーク:「BloomAgainBklyn」と協力し、廃棄予定の花を200個のブーケにアップサイクル。DV被害者支援施設の女性たちに寄贈


おわりに

Docusignは、契約という日常的なビジネス行為を通じて、環境負荷の低減、セキュリティの確保、そして地域社会への貢献を積み重ねています。

「すべての合意は信頼から始まる」── 1,490億枚の紙の削減も、99.9%の稼働率も、その原則を行動で示した結果です。

Impact Report FY26の全文(英語)はこちらからご覧いただけます。

Author ドキュサイン
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