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Docusign IAMとは? 契約の準備・締結・活用を一つにつなぐプラットフォーム

Author Yuki Okatake
Yuki Okatakeコンテンツマーケティングマネージャー|Docusign Blog 編集担当

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契約書のやり取りで、こんな経験はないでしょうか。

「最新版はどのファイルだろう」とメールを遡る。承認者が出張中で数日間ストップする。ようやく締結できた契約書をフォルダに保存したまま、更新期限に気づかず慌てる——。

電子署名の導入によって「署名」という一つの工程は大きく効率化されました。しかし、契約業務はそれだけで完結するものではありません。依頼の取りまとめ、書類の作成、社内承認、署名後の管理と活用。契約にはさまざまな工程があり、その一つひとつがバラバラのツールや手作業で進められている限り、業務全体の生産性は頭打ちになります。

Docusignのインテリジェント契約管理プラットフォーム(IAM)は、この課題に正面から取り組むためのプラットフォームです。

インテリジェント契約管理とは

インテリジェント契約管理(Docusign IAM)は、契約の「準備」「締結」「活用」という3つのフェーズを一つの基盤上でつなぎ、契約業務全体を効率化する統合プラットフォームです。

すでにDocusign eSignature(電子署名)をお使いの方にとっては、電子署名を中心としたこれまでの業務基盤が、契約ライフサイクル全体をカバーする形に拡張されるイメージです。各機能は同じデータ基盤上で動作するため、情報の再入力や手動での転記が不要になり、工程間の分断を解消します。

もう一つの大きな特徴は、柔軟な構成です。必要な機能を選んで組み合わせられるため、いま最も課題を感じている領域から始めて、段階的に対象範囲を広げていくことができます。

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契約の「準備」:依頼から署名準備までをスムーズに

契約業務でもっとも時間がかかりやすいのが、「契約を結びたい」という依頼が発生してから実際に署名できる状態になるまでの準備フェーズです。

依頼がメールやチャットで散在している。担当者ごとにWordファイルを編集してバージョンが乱立する。法務レビューの順番待ちが長い——。こうした課題は、多くの組織に共通しています。

インテリジェント契約管理では、この準備フェーズを以下のようなかたちで効率化できます。

依頼の集約と進捗の見える化

Agreement Deskを使うと、契約に関するリクエストの受付から承認までを一か所で管理できます。誰でもリクエストを起票・追跡でき、今どの段階にあるのかがリアルタイムで分かるため、「あの契約、今どうなっていますか?」という確認の手間がなくなります。ノーコードのワークフロー自動化により、定型的な承認ルートは人手を介さず進行します。

情報収集と書類作成の自動化

取引先に情報を入力してもらうフォーム(Web Forms)を用意すれば、必要事項の収集から契約書の自動生成までを一つの流れで完結できます。既存データの自動反映にも対応しており、入力の手間とミスを同時に減らせます。

契約書そのものの作成にはAgreement Preparation(契約準備)が対応します。条件分岐や動的テーブルを活用すれば、一つのテンプレートから複数パターンの契約書を即座に生成できるため、テンプレートの管理負荷も軽減されます。

レビュー・交渉の効率化

AIアシストレビューは、自社の基準に照らして契約書の内容を確認し、修正候補を提示します。質問を投げかけて要点を把握したり、自然言語の指示から条項案を生成したりすることも可能です。法務や専門部門に確認すべきポイントを事前に絞り込めるため、組織全体のレビュー効率が向上します。

*日本語でのAIアシストレビューのご提供は間もなくの予定であり、現時点では英語環境でのみご利用いただけます。

契約の「締結」:安全・確実に合意を確定する

準備が整った契約を確実に合意へ導くのが締結フェーズです。署名のしやすさ、本人確認の確実さ、法的有効性の担保が求められます。

関係者との円滑な連携

Workspacesは、署名に関わる関係者・書類・情報をセキュアな共同ワークスペースにまとめ、次に何をすべきかを明確にします。ステップの順序制御や通知の一元化により、「誰が何を待っているのか」を見失うことがありません。フォームや書類間でのデータ再利用にも対応し、入力の重複を防ぎます。

場所やデバイスを選ばない署名

eSignature(電子署名)により、インターネット環境さえあればどこからでも、ほぼあらゆるデバイスで署名を完了できます。Docusign IAMのプランではエンベロープ(送信)が無制限で利用できるため、署名件数が多い組織でもコストを気にせず運用いただけます。

高度なセキュリティと本人確認

法規制やセキュリティ要件が厳しい契約には、Docusignデジタル署名が対応します。Simple(SES)、Advanced(AES)、Qualified(QES)の各レベルに対応し、各国・地域の基準に準拠した署名が可能です。

さらに、Identify(本人確認)を組み合わせることで、契約プロセスの中で署名者の本人確認を自動化できます。公的身分証明書のアップロード、AIを活用した生体認証(ライブネス検知)、SMSや自動音声によるワンタイムパスコードなど、契約の重要度やリスクに応じて認証レベルを柔軟に設定できるのが特長です。

日本市場においては、JPKI(公的個人認証/マイナンバーカードのICチップ読み取り)に対応しており、犯罪収益移転防止法に基づくeKYC要件にも対応した本人確認フローを提供しています。今後の制度変更にも柔軟に対応できる設計のため、コンプライアンス対応と署名者の利便性を両立しながら、長期的に安心して運用いただけます。

契約の「活用」:締結した契約を資産として活かす

締結済みの契約書がフォルダに眠ったままになっていませんか。更新期限などを見落としたことはないでしょうか。活用フェーズでは、署名後の契約を「管理すべき資産」として能動的に扱えるようにします。

契約情報の自動整理と検索

締結された契約は自動的にAgreement Managerに格納されます。AIが契約書から当事者名、有効期限、金額、契約種別などの情報を自動抽出し、構造化データとして整理します。これにより、「あの契約の更新日はいつだったか」「この取引先との契約条件は何か」といった問いに、検索やフィルターで即座に答えられるようになります。Google Drive、Box、OneDrive、SharePoint、Dropboxなど外部ストレージへの保存にも対応しています。

【デモ付き解説動画】ドキュサインの新AI機能『Agreement Manager (旧 Navigator)』を徹底解説!オンデマンドウェビナーを視聴する
Navigator UI 01

契約完了日の追跡とアラート

更新・解約のタイミングをシステムが自動追跡し、関係者に事前にアラートで通知するため、「気づいたら自動更新されていた」「解約期限を過ぎていた」といった事態を防止できます。

レポートと分析によるプロセス改善

組み込みのレポート・分析機能では、契約プロセス全体の状況をダッシュボードで可視化できます。どの工程で滞留が発生しているかを把握し、継続的な改善につなげることが可能です。

まとめ

インテリジェント契約管理は、これまで分断されていた契約業務——依頼の受付、書類作成、レビュー、署名、保管、期限管理——を一つのプラットフォーム上で完結させる仕組みです。

すでにeSignature(電子署名)で署名業務を効率化されている組織にとっては、その基盤を起点に契約業務全体へ効率化の範囲を広げる自然なステップとなります。いま最も課題を感じている領域から導入を始め、必要に応じて段階的に拡張していける柔軟性も備えています。

契約業務の効率化についてご相談をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

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Author Yuki Okatake
Yuki Okatakeコンテンツマーケティングマネージャー|Docusign Blog 編集担当

新卒でSalesforceに入社し、コンテンツ/ブランド/イベントマーケティングに従事。顧客事例やブログの編集、フィールドイベントの設計・運営を担当。2025年よりDocusignでContent Marketing Managerとして、日本市場向けコンテンツの戦略立案・編集・制作(ローカライズ含む)を担い、インテリジェント契約管理(IAM)の価値をわかりやすく発信。

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