
Docusign Web Formsとは? ノーコードでフォーム作成から電子署名までを一本化
Docusign Web Formsは、Docusign eSignatureで利用できるノーコードのフォーム作成機能です。顧客や従業員がフォームに入力したデータを、電子署名が必要な契約書にそのまま反映し、入力から署名までを一つの流れで完結させます。IT部門による開発は不要で、業務担当者がフォームを作成・公開できます。

Docusign Web Formsとは
Docusign Web Formsは、Docusign eSignatureに搭載されたノーコードのWebフォーム作成機能です。入力フォームで収集したデータを、電子署名が必要な契約書・申請書にそのまま反映できます。フォーム入力から電子契約の締結までを、一つの画面遷移で完結させる仕組みです。
項目 | 内容 |
製品名 | Docusign Web Forms |
提供形態 | Docusign eSignatureの機能として利用可能 |
フォーム作成方法 | ノーコード(ドラッグ&ドロップ操作)/ 既存PDFのAI自動変換 |
電子署名との連携 | フォームのデータをDocusign eSignatureの文書に自動反映 |
データ連携 | APIで社内の基幹システムとデータを連携可能 |
AI機能 | Docusign Irisを活用したPDFからWebフォームへの自動変換 |
対応デバイス | PC、スマートフォン、タブレット |
なぜフォームの改善が必要なのか——入力離脱の実態
紙のフォームをデジタルに置き換えただけでは、問題は解決しません。入力フォームの使い勝手が悪いと、75%以上のユーザーが入力を途中でやめてしまい、多くはそのまま戻ってきません。また、個人情報の入力に対するセキュリティ上の不安から、約30%のユーザーが入力を中断しているという調査結果もあります(出典:formstory.io「Form Abandonment Statistics」、調査時期・対象の詳細は出典ページ 新しいタブで開く参照)。
フォームの途中離脱が起きると、企業は必要な情報を取得できず、顧客そのものを失うおそれがあります。加えて、フォームの管理側にも課題があります。
入力されたデータが社内システムに自動で連携されず、担当者が手作業で再入力している
再入力の過程で入力ミスが起き、誤った情報が後続の処理に流れる
データが複数のシステムに分散し、全体を横断した集計や分析ができない
Docusign Web Formsは、フォーム入力・データ連携・電子署名を一本化することで、こうした課題をまとめて解消します。
Web Formsの4つの特長
1. フォーム入力から電子契約の締結までが途切れない
フォームで収集したデータは、Docusign eSignatureの契約書にそのまま反映されます。担当者がデータを転記する必要がなく、入力ミスも起きにくくなります。
共有リンクの送付や自社Webサイトへの埋め込みで、顧客が自分のタイミングで入力できる
スマートフォン・タブレットにも対応した画面で、手順をステップごとに案内し、途中離脱を減らす
条件分岐により、回答内容に応じて表示項目を切り替え、不要な入力を省く
APIで外部システムのデータをフォームに事前入力し、顧客が入力する項目を減らす
2. 電子署名と同じセキュリティ基盤で運用される
Docusign Web Formsは、10億人以上が利用するDocusign eSignatureと同じセキュリティ基盤で運用されます。
ブランディング設定で、フォームや契約書の画面を自社のロゴ・配色に合わせられる
フォームを自社Webサイトや業務アプリケーションに埋め込めるため、顧客はいつもの画面の中で入力を完結できる
3. ノーコードでフォームを作成・公開できる
IT部門による追加の開発は不要です。業務の担当者が、ドラッグ&ドロップの操作だけでフォームを作成・管理できます。
ゼロから自由に作成できる: 項目を自由に配置し、条件分岐(たとえば「法人」と回答した場合のみ法人番号欄を表示する、など)を設定することが可能です
既存のPDFをAIで変換して作成できる: Docusign IrisのAI機能がPDFの内容を読み取り、入力可能なWebフォームへ自動変換する。従来数時間かかっていた作成作業が数分で完了します
自動でフォーム項目を取り込み:eSignatureのテンプレートを使う場合、テンプレート内のフォーム項目が自動で取り込まれるため、一から項目を設定し直す手間がありません
4. 収集したデータを分析・データ連携に使える
フォームで収集したデータは、保存・エクスポートできるだけでなく、APIを通じて社内の基幹システムとデータ連携できます。
フォームの回答データをCSV等でエクスポートし、集計やレポート作成に使える
どのフォームで離脱が多いか、どの項目で入力に時間がかかっているかを把握し、改善につなげられる
Web Forms APIで社内システムと双方向のデータ連携が可能
Docusign Web Formsと一般的なフォーム作成ツールの違い
比較観点 | Docusign Web Forms | 一般的なフォーム作成ツール |
フォーム作成 | ノーコード(ドラッグ&ドロップ) | 製品により異なる |
既存PDFの変換 | AIによる自動変換に対応 | 対応していない場合が多い |
電子署名との連携 | Docusign eSignatureと一体化。追加連携の設定が不要 | 外部の電子署名サービスとの連携設定が別途必要な場合がある |
データの自動反映 | フォームの入力内容を電子署名の文書にそのまま反映 | フォームと契約書が別管理になる場合がある |
セキュリティ | Docusign eSignatureと同じ基盤 | 製品により異なる |
主な用途 | 情報収集から電子契約の締結までの一連の業務 | 情報収集・アンケートを中心とする用途 |
業界別の活用例
業界 | 活用例 |
金融サービス | 口座開設、受取人変更、保険加入、ローン申請 |
医療・ライフサイエンス | 臨床試験登録、外来患者登録、インフォームドコンセント、退院手続き |
教育機関 | 入学手続き、奨学金申請、学費援助、緊急時ケアプラン |
公共機関 | 住宅支援、小規模事業者向け助成金、失業給付申請、許可申請 |
その他の活用例:サプライヤー契約フォーム、ベンダーおよび従業員のオンボーディング(入社手続き・取引先登録)、顧客登録およびサービスリクエスト
よくある質問(FAQ)
Docusign Web Formsとは何ですか?
Docusign Web Formsは、Docusign eSignatureで利用できるノーコードのWebフォーム作成機能です。フォームへの入力内容をDocusign eSignatureの文書に反映し、電子署名までを一つの流れで進められます。
フォームの作成にコーディングは必要ですか?
いいえ、コーディングは不要です。ドラッグ&ドロップの操作だけで、業務担当者がIT部門の開発を待たずにフォームを作成・公開できます。
既存のPDFをWebフォームに変換できますか?
はい。Docusign IrisのAI機能を使って、既存のPDFを入力可能なWebフォームに自動変換できます。白紙の状態から新しく作成することも可能です。
フォームの入力内容を契約書に自動反映できますか?
はい。フォームで収集したデータは、電子署名が必要なDocusign eSignatureの文書にそのまま反映されます。担当者が手作業でデータを転記する必要はありません。
フォーム入力後、そのまま電子署名に進めますか?
はい。フォームへの入力から、文書へのデータ反映、電子署名までを一つの流れで完結できます。
どのような業界・業務で使えますか?
金融サービス(口座開設、ローン申請)、医療(臨床試験登録、インフォームドコンセント)、教育(入学手続き、奨学金申請)、公共機関(各種申請)など、情報収集と署名手続きを続けて行う業務で幅広く活用されています。
収集したデータは社内システムと連携できますか?
はい。Web Forms APIを通じて、社内の基幹システムとデータ連携が可能です。収集したデータのエクスポートや、外部システムからのデータ事前入力にも対応しています。
次のステップ
紙のフォームやPDFの手作業運用では、入力ミス・データの分散・途中離脱といった問題が繰り返し起きます。Docusign Web Formsを使えば、ノーコードでフォームを作成し、入力データの収集からDocusign eSignatureでの電子署名、社内システムへのデータ連携までを一つの流れにまとめられます。
Web Formsの具体的な作成手順は「Web Formsの作成ガイド」をご覧ください。

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