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契約はビジネスの眠れる資産--Docusign Navigatorで引き出す新たな価値

寺村 ジャックシニアプロダクトマーケティングマネージャー
概要3分で読み終わります

契約は単なる書類ではなく、ビジネスを加速させる重要な資産です。しかし多くの企業では、契約情報は散在したまま活用されず、検索や更新に時間がかかり、機会損失やリスクにつながっています。本記事では、Docusign Navigatorを活用して契約情報を自動抽出・整理し、検索や更新の効率化、リスク低減、コスト削減を実現する方法をご紹介します。契約を戦略的な資産へと変えるその仕組みと価値を詳しく解説します。

Docusign Navigator

契約は「眠るデータ」ではない。ビジネスを動かす資産へ

契約や合意文書は、組織にとって欠かせない基盤です。しかし多くの場合、それは単なる「形式的な書類」として扱われ、作成に費やした時間や労力は静的なPDFやPNGに閉じ込められたまま──営業や調達、法務に必要な情報も埋もれてしまい、活用されることなく機会損失につながっています。

実際、特定の契約書を探すのに平均45分かかるという調査結果や、契約管理担当者の31%が契約内容やリスク・義務の把握に苦労しているというデータもあります。

さらに、契約情報がスプレッドシートやメール、紙のファイルに散在することでヒューマンエラーやコンプライアンス違反、顧客との行き違いによる信用失墜リスクも生じかねません。

契約管理の非効率は、今や経営課題です。

実際、Docusignの調査では企業の42%が既に契約業務にAIを活用しており、契約業務の効率化は「競争優位の源泉」になりつつあります。もはや契約業務の改善は、バックオフィスではなく経営戦略の一部として捉えるべき時代です。

では、どのように解決すべきでしょうか。

Docusign Navigator:契約管理をインテリジェントに進化させる

*Navigatorは2025年9月30日に日本語対応版を提供開始予定です。日本のお客様にも、直感的なUIでご利用いただけます。

こうした課題を解決するために誕生したのが Docusign Navigatorです。Navigatorは、Docusign IAM プラットフォームの中核を担う新しい「スマートリポジトリ」で、AIが契約情報を自動抽出・構造化し、埋もれていた契約データを“使える資産”へと変えるソリューションです。

  • 契約書を一元保管し、Docusign eSignature で締結された契約も自動保存

  • AIが条項や日付など重要項目を自動抽出・可視化

  • Salesforce など既存システムともシームレスに連携

Fortune 500企業の95%がDocusign を利用しており、Navigatorもその信頼と実績を受け継ぐエンタープライズ品質のソリューションです。

Navigator UI 01

Docusign Navigatorがもたらす3つのメリット

1. 契約検索時間を大幅短縮し、生産性向上

営業担当者が契約条件を確認するために複数のフォルダを探し回り、本来の業務時間を失っている──そんな状況を一掃します。

契約種別や当事者名、キーワードなどで検索でき、AIが必要情報を即座に提示します。

「Navigatorを使う前は、契約を探すのに7か所もチェックして30分以上かかっていました。今ではAIがすぐに必要な情報を提示してくれます。特に秘密保持契約の有効期限の管理に助かっています」

  • FalconX、企業法務オペレーションマネージャー、Barbara Magalhaes氏

→ 契約検索時間を30分→数秒に短縮

→ NDAの更新漏れゼロを実現

2. 自動更新の見落としゼロでコスト削減・収益拡大

AIが各契約書に含まれる更新日や義務情報を自動で特定・可視化。 営業は有利な条件での再交渉やアップセル機会を先回りで確保でき、調達は不要な自動更新を回避できます。 自動リマインダーでマイルストーンを確実に把握し、高額だが優先度が低い契約更新も未然に防止可能です。

Navigator UI 02

すべての契約条件を把握し続けるのは、特にリソースが限られる場合ほぼ不可能ですが、Docusign NavigatorならAIが時間のかかる属性抽出や更新時期管理を自動化。

営業は更新時期前に先手を打った交渉やアップセルを、調達は不要な契約の継続を防止するなど、より戦略的な意思決定が可能になります。

Forrester調査では、こうした更新漏れ防止によって約51万ドルのコスト削減効果も報告されています。

3. アクセス権管理でセキュリティとコンプライアンス徹底

今日、セキュリティとコンプライアンスが企業にとって重要であることは周知の事実ですが、その中でも企業にとって最重要資産のひとつである契約においてもその重要性は言わずもがなのものでしょう。Navigatorでは、部門ごとや役職ごとにアクセス権限を柔軟に設定でき、不要なリスクを回避可能。AIによる一貫した契約データ管理が、ヒューマンエラーやコンプライアンス違反のリスクを減らします。

Navigator UI 03

たとえば、法務責任者にはアカウント内のすべての契約書へのアクセス権を付与する一方で、特定のチーム(例:法務部門)単位でのアクセス設定も行えます。また、Navigator は、部門横断的に連携する役割を担うユーザー同士のアクセス共有もスムーズに行えるよう支援します。たとえば、営業担当者は、チームの他のメンバーやその上の営業グループに対して契約・合意文書へのアクセスを許可できます。

  • 業務効率化:契約情報への即時アクセスで、営業や法務の生産性が向上

  • コスト削減:不利な契約更新や見落としを防止

  • リスク低減:セキュアなアクセス制御とAIによるエラー削減

  • 成長促進:契約データを資産化し、戦略的な意思決定を支援

契約管理の煩雑さに悩む必要はもうありません。Docusign Navigatorがあれば、契約を「探す・理解する・活かす」すべてのプロセスをシンプルにし、ビジネスを次の成長ステージへ導きます。

Docusign Navigatorは、DocusignのIAMプラットフォームにおける重要なコンポーネントです。NavigatorはDocusign IAMプラットフォームの重要なコンポーネントです。Navigatorで契約の可能性を解き放ち、ビジネスを加速させましょう。

契約DXやDocusign Navigatorの導入について詳しい資料のダウンロードや個別相談をご希望の方問い合わせる

寺村 ジャックシニアプロダクトマーケティングマネージャー
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