国内No.1のサイト売買プラットフォーム「ラッコM&A」のシームレスなサービスを支援
「シンプル・サクサク・わかりやすい」をプロダクトポリシーに掲げ、サイト売買やドメイン取得・管理、中古ドメイン販売などのWebサービスを提供するラッコ株式会社。同社のサイト売買プラットフォーム「ラッコM&A」は、国内での成約数No.1を誇っています(*1)。そのラッコM&Aではドキュサインの電子署名を採用しており、事業譲渡契約書の締結プロセスを自動化して一気通貫の優れた顧客体験を提供しています。
シームレスなサービスで顧客体験を向上
ラッコ株式会社の主力事業のひとつとして、2020年1月からサービスを開始したラッコM&Aは、サイト売買プラットフォームを提供するWebサービスです。同サービスでは、売買交渉をサポートするチャットや弁護士に相談できるチャット、また売り主と買い主間の契約を円滑に進めるために契約書の自動生成や電子契約サービスなど、サイトの売買取引に必要な機能を提供しています。そのサービスの特徴と実績について、代表取締役の坂谷泰翔氏は次のように説明します。
「サイト売買プラットフォーム『ラッコM&A』は、サイト売買の掲載数と成約数で国内No.1を達成することができました。安心かつ簡単に取引できるプラットフォームを目指し、サイト売買に関わる処理で可能な限り自動化・システム化を進めてきたことが、ユーザーに支持された要因と考えています。ラッコM&Aでは、売り主と買い主の売買交渉から、契約書の作成、電子署名ソリューションを活用した契約の締結まで、オンライン上でスピーディーに取引していただけるよう支援しています。特に、ドキュサインと連携した電子契約やエスクローサービスなど、取引をスムーズかつ安心して遂行いただくためのサポートシステムが充実しています。」
ラッコM&Aのサイト売買サービスは、サイトを売りたい個人や企業が売却サイトを登録し、希望者から申込みがあるとチャット機能を使って条件交渉を行います。交渉が成立して売却が決定し、契約書に盛り込む内容が確定すると、弁護士監修の事業譲渡契約書(売買契約書)が自動生成されます。そして、契約書の内容が買い主に承認されると電子契約の手続きが自動で開始され、ドキュサインのシステムから送られるメールに従い契約書に署名します。ラッコM&Aはドキュサインを採用したことで、申込から契約締結までのプロセスのオンライン化および自動化を実現しました。
一方、売却サイトの登録時には、人手による審査も実施しています。その対応について、取締役COOの坂本剛氏は次のように補足します。
「ラッコM&Aでは、売り主がサイトを掲載する時点で、その内容を事前に審査しています。アクセス数や売上実績の低いサイトを市場価値から乖離した価格で売ろうとしていたり、公序良俗に反するなど、当社の規程に反するサイトは取り扱っていません。これにより、ユーザーの利便性、快適性に加え、信頼性も担保しています。」
第三者が電子契約ワークフローに介入できる点を高く評価
ラッコM&Aがドキュサインの電子署名を採用した理由について坂谷氏は、「充実したAPI、そして我々のような仲介者が契約ワークフローに入ることができるという点が決め手でした。他社サービスの場合、実際の契約は売り主と買い主の二者間での手続きとなるため、オンラインで一気通貫のサービスを提供することができません。それに対して、ドキュサインでは当社のような第三者の立場からでも電子契約サービスを提供できるので、現在のようなシームレスなサービスの提供を実現できました」と振り返ります。
システム構築に携わってきたラッコM&A担当エンジニアの野口央介氏も、ドキュサインのAPIに関して次のように評価します。
「ラッコM&Aでは、売り主と買い主の合意が得られ、売買契約書が自動生成された段階で、我々のシステムからドキュサインのエンベロープを発行して、電子契約を結んでもらう構成になっています。この電子契約の締結フローに関しては、利用者から『使い方がわからない』などの問い合わせはなく、スムーズな取引に貢献していると思います。電子契約を含むシームレスなサービスによる優れた顧客体験が、リピーターの増加につながっています。」
契約ステータスを的確に把握してリスクを回避
ラッコM&Aがドキュサインを採用したメリットについて、坂谷氏は「システム連携による使いやすさの向上に加えて、我々が契約ワークフローに介入することで、サイト売買のステータスを的確に把握できるという利点もあります。サイト売買は不動産取引と似ていますが、すべてをオンラインで完結しているので、契約は締結されたのかなど手続きの状況を当社で把握できなければ、迂回取引などのリスクが生じてしまいます。そうしたリスクもドキュサインの電子署名で減らすことができます」と話します。
また、今後の展開について「昨今、企業のM&Aは活発になってきています。とはいえ 、サイト売買はまだまだ認知度も利用頻度も、それほど多くはありません。オンラインで完結でき、数日~1ヵ月程度で取引が完了するスピード感はサイト売買ならではです。もっと多くの方にサイト売買と言うビジネスにおける選択肢を提供するため、ラッコM&Aでは更なる利便性の向上と、サイト売買市場の拡大を目指した活動を行って行きます」と坂谷氏は語ります。
充実したAPI、そして仲介者でも契約ステータスをリアルタイムに把握できる点が決め手でした。ドキュサインを採用したことで、申込から契約締結まで一気通貫のサービスをオンラインで提供できます。
坂谷泰翔 氏代表取締役 , ラッコ株式会社
*1 2021/7/8 時点統計値 https://rakkoma.com/data より
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